福祉タクシーかごやブログ

看護師ドライバーによる福祉タクシー開業!身近な病気も解説

プラたナスはやっぱり必要?

暑すぎる夏も少しだけ和らいで、パソコンの前に座りブログを書く余裕も出てきました(仕事が少なく暇との指摘もあり)。

ここ最近、2組の方の送迎を担当させていただきました。お二人ともいわゆる終末期の方です。

一人の方は一旦病院を退院して一週間ほど自宅で過ごして再入院という方でした。病院から家に帰ると、介護ベッドがありケアマネもお出迎えしてくださいました。訪問看護の方も後ほどやってくるとのことでした。

もう一人の方は病院から外泊という形で1泊自宅で過ごされました。普通のベッドにホームセンターで売っているような簡単なポータブルトイレが用意され、親族が集まって出迎えてもらいました。外泊の間、ずっと親族が見守っておられました。

入院中は介護保険は適用されません。いくら入院前にケアマネがついていたとしても入院中は何もできないのです。だから退院という形をとった方は介護保険制度を使うことができるのです。同じ一時帰宅でもこんなに違いがあるのです。まして外泊ができず自宅外出の方はすべて家族が介護しなければならないのです。

介護保険制度を云々言うつもりはありません。ただ、以前にも書きましたがやっぱりプライベートで頼めるナース(プラたナス)は必要かな?って思います。自宅に帰る前から病院と連携し、その人に必要な看護処置を習得して、帰宅してから再度病院に行くまで看護師が付添い、本人も家族も安心して過ごしてもらいたい。まだ夢想中ですが、こんなサービスに関わることができたらいいな!ってね。

もし利用したいって方や他のケアサービスを使いたいって人に一言だけお伝えします。外出・外泊中は介護保険が使えません。介護保険で1割負担のサービスは自費だと10倍費用がかかります。それでも利用する価値は十分あると思います。もし私が病院に入院して、終末期を迎えるなら少しでも家に帰りたいって思うからです。