福祉タクシーかごやブログ

看護師ドライバーによる福祉タクシー開業!身近な病気も解説

続 陣痛タクシー

春の到来とともに、花粉症で目鼻が痒い私です。さて、タイトルの陣痛タクシーですが、依頼件数が今までに4件ありました。そして実際、出産時にお運びさせてもらった方は・・・・なんと0名です!

幸いなことに陣痛が来た時に家族がいたり、事前に入院したりで無事に出産できたとのことでした。この事業は、はっきり言って営利は全く考えていません。いつ始まるか分からない出産を待っているのはどう考えても非効率です。しかしながら、お母さんや家族の心の支えになってくれれば幸いです。以前あったドラマで石原さとみが言っていた「薬剤師は患者の最後の砦です」って言葉ですが、私も「かごやは妊婦の最後の砦です」って心で叫んでいます。自家用車もタクシーもつかまらない状態での最後の手段になれば、うれしいじゃないですか!地元の人口増加に貢献できるよう、頑張ります!

ちなみに、出産の連絡があった夜は一人でお祝い(自宅で大宴会)しています!

傷は男の勲章さ!!

私の地元の山陰は年末から大雪で、多いところは1メートル以上の積雪がありました。こんな時に限って、と言うよりこんなときだからこそ交通不便地域からの依頼があります。そこでよく言われるのが「タクシーは軽自動車ですか?」「うちは坂がきついけど大丈夫ですか?」

バスが運行するルートや国道等は速やかに除雪作業をされます。ただ、そこへ出るまでの道路が除雪されておらず、車椅子の方は外出することも困難になるのです。そこで福祉タクシーの出番なのですが往々にして走行困難な道が待ち受けています。

かごやの車両は4WDでほとんどの坂道や雪道はゆっくりでも走行可能です。今回の大雪で玄関まで到達できなかったのは1件だけです。除雪幅が狭く、普段なら軽自動車しか通れない場所も何とか走り切りました。但し、車は両側とも多少なりとも傷ついています( ノД`)シクシク…まあ、困っている人がいて、私が迎えに行ったときに笑顔と感謝を頂けると「傷は男の・・・」と内心胸を張っています(修理どうしようかなぁ)

新たに福祉タクシーをやってみようと思っている方、車種選定で悩むことがあるでしょう。都会の、軽自動車しか入れないところが守備範囲の方は軽の福祉車両しか選択肢はないと思いますが、田舎でも、いや田舎だからこそ狭い道ばかりを走る可能性があるのです。ストレッチャーをほとんど使わない!地域の人の足になる!と考えている人なら軽自動車の方が便利だと思います。

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写真はイメージです

 

謹賀新年!

新年、明けましておめでとうございます。おかげさまで年末年始と休みなく働かせて頂いてます。例え1日1走、ワンメーターでも頑張っています(笑)

この年末年始でも必要不可欠な外出のため利用される方がおられます。近所の病院の救急外来にはひっきりなしに急患が来られています。日本の首都のカウントダウン集会の映像を見ていると、悲しい気持ちになるのは私だけではないはずです。本当は家でのんびり過ごしたいのに仕事や病気でできない人がいる中、好き好んで今この状況で人混みを楽しんでいる人が多いこと。「自粛がストレスで・・・」って、言い訳になるんでしょうか?

幸い、近年元旦だけは休みにする商店も増えてきています。多少の不便は10年20年前の不便に比べれば他愛もないことです。ゆっくりお正月をお過ごしください。

 

新聞掲載されました!

備忘録というか、島根県以外の人に見てもらうためというか、なにより記事を残しておきたいと思いまして、アップしました。10月26日付けの読売新聞島根版です。

興味がある方はご覧ください!写真では思いっきり禿げていますが、本物はもう少し髪の毛があるつもりです(笑)

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グラビアデビュー(?)

本日、読売新聞の取材を受けました。相変わらず言語能力の低さを自覚する1時間ではありましたが、前回の新聞社の取材よりもアピールできたかな?と感じています。なにせ、事前に記者の方から答えてほしいことをメールで受け取っていたから事前学習ができていたわけです。今までの職歴やここ半年の間のエピソード、そして今後の夢をしゃべりました。自宅訪問安否報告事業(ナスくるさんの事業)のお手伝いや、コロナ関係が落ち着いたら、バリアフリーの旅行のプランニングができたらいいなあとか、この仕事によって得られた喜びを分かち合う仲間が欲しいことも伝えました。

そして、一冊の本を選ぶとすれば!というコーナーもあり、当然ながら私は漫画「浮浪雲」です。「小事を気にせず 流れる雲のごとし」という名言を紹介しましたが、若い記者さんは全く知らないとのことでした(ジェネレーションギャップですねえ)

最後に愛車との記念撮影でしたが、連続するシャッター音で笑顔を作ることを忘れてしまった私です。あれ?笑顔ってどうすればできるんだっけ?って感じでいるうちに撮影が終わってしまいました。まあ、当面は毎日読売新聞を購読しますか!(確か、月末の月曜日って言われたような・・・)

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陣痛タクシー

初めての出産、不安ですよね。本人もですけど周り、特に旦那さんは居ても立っても居られない思いでしょう。私自身、看護学校時代に勉強したはずですが、4人の出産全てにおいてエドワードエルリック錬金術を使う時のように祈っていました(鋼の錬金術師を知らない方ごめんないさい)。今回、地域の方から「いわゆる陣痛タクシーってやってます?」と聞かれまして、今回のタイトルになったところです。我が雲南地域でも核家族化が進み、また働き方も様々で夜勤があったり休日出勤があったり、妊婦さんが一人きりになることが多いとのことです。もちろん、引き受けますよ!

さて実際の出産ですが、陣痛が規則的になり、1時間に6回以上、または陣痛周期が10分以内になったら分娩の開始です。最初は弱い子宮収縮で、発作が短く、間欠の方が長い陣痛周期で始まり、次第に発作が長く、陣痛周期は短くなっていくのが一般的な流れです。この時点で、かかりつけの医療機関へ連絡し、入院するつもりでいてください。ただし陣痛の痛みだけでなく、おなかの張り具合や出血、破水などにも注意しましょう。急な激痛や持続的な痛み、おなかが板のように硬くなった場合、また、おしるし(産徴)が月経よりも多い、血液の塊が出た、胎動を感じなくなったなどの場合はすぐに受診するようにしてください。破水が起こったときも陣痛の間隔が短くなるのを待たずに、すぐに病院に連絡して診てもらいましょう。

かごやでは、まだ陣痛の時の利用はありませんが、今後出産予定の方の予約(?)をお待ちしております。といっても、名前と住所・電話番号を頂き、「〇月〇日予定だけど、もしかしたらお願いするかもしれない。そのときは〇〇産科に連れて行って」だけで結構です。ご家族が運転されて出産となれば一番いいでしょうし、決して予約料を頂こうとも思っていません。ただ、予約したけどかごやを使わずに赤ちゃんが生まれたら、一段落着いた後にご連絡ください。「おめでとうございます!」くらいしか言えませんけど(笑)

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移動支援+看護師=?

お客さまも徐々に増えて、経営的には少しずつ暗闇から抜け出せそうかな?って気がしつつある状況です。そんな中、雲南市スペシャルチャレンジ(地元の未来を創る事業をサポートする取り組み)に関わらせてもらい自分のやっていることを過大に評価して頂けて本当に感謝しています。自分の今の仕事は一人で外へ出ることのできない方への移動援助を行い、対価を頂いている。そのことに何の不満もありません。

でもそれだけでいいのか?もっとできることはないのか?いや、私にも可能性だけは残されているはずだ!未来に向かう若い人たちを見ているとどんどん感化されている自分がいます。

移動支援+看護師=?答えはひとつじゃないはず。脳みそをストレッチして新たな夢を追いかけることが今後のかごやの課題となる日を夢見てます。ま、そのためにもまずは自分自身が潰れないように堅実な経営を心がけましょうか!